3月3日と言えば、言わずと知れた「ひな祭り」の日です。
昔から「ひな祭り」と言えば、お雛様を飾り、色とりどりの華やかなご飯を食べて過ごすお家も多いのではないでしょうか。
ひなあられに菱餅、ちらし寿司など、ひな祭りの日と言えば色んな料理をイメージ出来ると思いますが、どれもとっても縁起が良い食べ物です。
せっかくなのでひな祭りにちなんだ縁起のいい食べ物の事を調査してみたいと思います。
今回は
・3月3日のひな祭りの縁起のいい食べ物5つとその由来
・3月3日はひな祭り以外の日でもある
以上を調査、お伝えしてきますね。
3月3日のひな祭りの縁起がいい食べ物5つとその由来
3月3日のひな祭りにはたくさんの縁起のいい食べ物がありますが、その食べ物たちの意味や由来はなんなんでしょうか?
以下でお伝えしていきます!
①ひなあられ
こちらは一番有名な食べ物ですね!
お雛雅の時期が近づいてくると気付けばお家にあったと言う方も少なくないと思います。
私も子供の頃お雛様の前にいつも置いてあり、3月3日までは食べれなくてヤキモキしていた記憶があります。
今では我が家の子供たちが飾ってあるひなチョコあられを今か今かと狙っています。
ひなあられの由来ですが、一説には「雛の国見せ」行事からきていると言われています。
「雛の国見せ」とは雛人形を子供たちが外に持ち出し、雛人形と一緒に春の景色を見たり遊びながらひなあられを食べていた事だそうです。
そしてもう一説には、ひなあられはその年の運勢を占うものだったとの説もあります。
ひなあられはお米を炒って作るのですが、昔は上手くはじけずに小さいあられになる事もあったそうです。
その為、上手く大きくはじけたひなあられが出来ると、その年は大吉で縁起が良いとされたのです。
今では技術が上がって綺麗に丸く出来上がり、小さいあられがあっても出荷されないので市場にはまず小さいあられは出回らなくなりました。
こんな知識を知っていると大きい粒のひなあられを食べるとき、運が上がりそうな気がして楽しいですね!
そして、ひなあられの色にも実は意味があるのです。
●3色のひなあられ
桃色は血や命のエネルギー。緑色は生命力や自然のエネルギー。白色は雪の降った大地のエネルギー。
3色のひなあられには「これらのエネルギーを受けて健やかに成長できるように」との祈りがこめられているそうです。
●4色のひなあられ
桃・緑・黄・白の4色がそれぞれ春夏秋冬を意味しているとされています。
やはりこちらもそれぞれの自然のエネルギーを受けてたくましく育ってほしい、1年を通して健康で育ってほしいとの祈りがこめられているそうです。
②ちらし寿司
ちらし寿司もひな祭りにはかかせない食べ物の一つですね!
平安時代に食べられていた、エビや菜の花で彩りよくした「なれ寿司」と言われる物がちらし寿司の原点になっていると言われています。
そこから時代に合わせて華やかになっていき、エビは「腰が曲がるまで元気に生きれるように」、穴があいたレンコンは「先を見通せるように」、豆は「マメに仕事ができるように」との意味からお寿司に入っているそうです。
具材に関しては様々な語呂合わせのような意味がありますが、何もよりも色んな具材の入ったちらし寿司を食べる事で健康で長生きできますように、との意味があるそうです。
最近では手巻き寿司や、握り寿司など、ちらし寿司にこだわらず色んなタイプのお寿司を食べるお家も多くなってきましたね!
③菱餅
菱餅も雛あられと同じく色に意味があるとされています。
菱餅の色の意味は所説あるようなのですが、一説には桃は桃の花・白は雪や純白な心、緑は春に芽吹く植物のイメージをしているとされています。
3色合わさる事で、雪解けや春の訪れから春の情景を意味しているとされています。
意外と知られていないのが、菱餅の食べ方です。
普通のお餅のようにオーブントースターなどで焼いて食べるのですが、魔除けの意味もある菱餅は、角をちぎりながら食べると縁起が良いそうです。
④はまぐりのお吸い物
はまぐりは二枚で一つの貝になっており、同じ貝でないと決してピッタリ合わないです。
その為、ハマグリのお吸い物を食べる事は「運命の人と出会える」「将来は素敵な男性と出会い結婚できる」というような祈りが込められています。
⑤白酒
白酒は白く濁った甘みの強いお酒です。
よく甘酒と勘違いする方がいるのですが、甘酒と白酒は全く別物です。
元々の白酒は桃の葉を漬けたり浮かべたりしたお酒で、桃の葉が邪気を祓うことから健康で長生きできる縁起のいい物とされ、「桃花酒」と呼ばれていました。
最近では白酒でなく桃のエキスの入ったお酒や、お子さんなどは桃果汁が入った甘酒や桃のジュースを飲んでみんなで楽しむ方が増えています。
■3月3日はひな祭り以外の日でもある
3月3日と言えば「ひな祭り」であることはみなさん知っていると思いますが、実はひな祭り以外の日でもあるんです!
一つは「世界野生生物の日」です!
なんだそれは?と、なりそうですね。
あまり聞いた事ない方も多いかもしれません。
「世界野生生物の日」は、1973年3月3日にワシントン条約が採択された記念として制定されたものです。
簡単に言うと、野生動物・植物の事をみんなで考えて、生き物に対して世界中で意識を高めようという日です。
私も今回初めて知りましたが、こういう日がある事で普段考えていない大事な事を考えるきっかけになりそうですね。
ひな祭りの日はお祝いしながら、子供達と生き物の事について話すのもいいかもしれません。
もう一つは、「耳の日」です!
コレは特に理由を聞かなくてもなぜこの日になったのか分かりそうですね・・・笑
由来は予想していた通り、33がミミと呼べるからという事と、3が耳の形に似ている事からだと言われています。
耳の事について関心を持ってもらい、耳の聞こえない人や難聴の人達の悩みを少しでも解決できるキッカケ作りになる日として制定されたそうです。
日本では1956年に「耳の日」が制定されたそうですが、実は世界的にも3月3日は耳の日なんだそうです!
世界的にも「3」が耳の形に似ているという認知があるという事のようですね!
まとめ
今回は「3月3日のひな祭りの食べ物と言えば?縁起のいい物5つとその由来も調査!」と題してお伝えしていきました!
慣れ親しんだ「ひな祭り」でしたが、いつも食べている食べ物の意味や由来を知らなかったり、3月3日がひな祭り以外の日でもあったりと調査していく中で、私自身も色々知ることができました!
ぜひお子さんとご家族の方と一緒に、縁起のいい理由や由来の知識を話しながらひな祭りを楽しんでください!
最後までありがとうございました。