こんにちは!
2022年2月7日に行われたスキージャンプの新種目、混合団体で高梨沙羅さんが大ジャンプをした後にスーツ規定違反により失格となってしまいました。
更に日本の高梨沙羅さんだけではなく、その後に飛んだドイツ、オーストリア、ノルウェーに限っては選手が2人と、計5人の選手がスーツ規定違反により失格となりました。
しかもこの5人のすべての選手が女子ばかりなのです!
これ程に失格者が出てしまった原因とはなんなのでしょうか?
今回は
・高梨沙羅が失格したのは寒さが原因だった?
・高梨沙羅が失格したのは通常と測定方法が違うかったから?
・なぜ女子選手だけが失格してるのか?
以上をお伝えしていきます。
高梨沙羅が失格したのは寒さが原因だった?
今回、高梨沙羅さんがスーツ規定違反で失格になったのは、寒さからくる筋肉の萎縮が原因だったのではとの話があります。
スキーのジャンプ競技では空気抵抗によってその記録が大きく変わってくるので、厳しい規定が定められているようです。
国際スキー連盟が体重、身長に応じた板の長さ、長い髪の毛の束ね方、なんとグローブの縫い目の位置まで決められているそうです!
特にスーツに関しては選手の体にぴったりと合わないとダメらしく、全ての測定箇所に対して、最低1cm、最大4cm(女子は最低2cm、最大4cm)の許容差のみと細かい決まりがあるとの事です。
高梨沙羅さん含め、日本の選手はみんなスーツを数着持ち込み、その際にチームがしっかりとチェックして用意をしています。
高梨沙羅さんは2月5日のノーマルヒルの時にも同じスーツを着用して飛び、見事に4位に入賞していて、今回も試合前の検査はクリアーしていました。
ですが、その後の抜き打ち検査により太もも部分が2cmオーバーしていた為失格になったそうです。
試合前はクリアーしていたのに、抜き打ち検査の時にアウトだった事から、寒さで筋肉が萎縮した事が原因である可能性があるとの事だそうです。
当時、中国の北京ジャンプ台は氷点下16度という極限に寒い状態だったので、確かにそれくらいしか考えられない気もしますね。
それにしても、寒さで規定違反になってしまうとは・・・。
今までオリンピックの為に必死で努力してきたものが寒さが原因で失格になるなんて高梨沙羅さんの気持ちを思うと言葉がありません。
高梨沙羅が失格したのは通常と測定方法が違うかったから?
高梨沙羅さんのスーツ規定違反による失格は寒さが原因とお伝えしましたが、もう一つ失格になった原因ではないかと考えられるものがあります。
それが「通常の測定方法と違うかった」というものです。
これはスキージャンプの各国の選手たちから声が上がった事で報道されている新たな事実です。
またノルウェーの「VG」紙によると失格となったオプセトは、「審判員がスキージャンプのスーツを測定する際、通常の手順に従っていなかった」という問題点を指摘したという。「何と言っていいのかわからない。彼らはまったく違う方法で新しい手順で(スーツを)計測した。今までとは違う立ち方をするように言われた」
同じくストロムも、「検査が通常とは違う手法だった」と不満を訴えている。
引用:Yahoo!ニュースサイトより
以上の発言をしている選手がいろんな国でいるようで、何度もオリンピックに出場している選手の発言なので、確かにいつもとは違う手法で計測されていた可能性もありそうですね。
元々スキージャンプのスーツ測定はオリンピック特製のノギスというものを使って手作業で行われるようで、誤差が出やすいと以前から問題視はされていたようです。
どちらにしても4年に一度の舞台を納得のいく形で終えられなかったのは何とも後味が悪いですね。
なぜ女子選手だけが失格しているのか?
一部の人から女子にしか抜き打ち検査をしていないというような話もあがっています。
ドイツのチームマネージャーのホルスト・ヒュッテル氏は、ドイツのテレビ局「ZDF」の取材に対して「以前とは違う検査の手順が使用されたかのように思える。もしそうなら、プロセス全体に疑問を持たなければならない。男性を一人も抜き打ち検査していないのだ」と、検査方法に疑問を呈した。
引用:Yahoo!ニュースサイトより
もし仮に女子にしか抜き打ち検査をしていないのだとしたら、なぜしていないのか気になる所です。
しかし、一方で今回失格者が続出したのは団体戦だったからではないか?との話もあります。
国際スキー連盟の吉田千賀レースディレクターはNHKの取材に対して「スキージャンプの団体戦は限られた10チームしか出場できないので、抜き打ち検査と言ってもほとんどの選手が検査されていた」と話しています。
その結果、スーツ規定違反による失格が多く出てしまったのではないかとの見解を話していたそうです。
仮にそうだったとしても、それでも女子選手だけが失格になった事は果たして偶然だったのでしょうか?
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は「高梨沙良の失格は寒さが原因?測定方法が違う上になぜ女子だけ失格になるのか」と題してお伝えしていきました。
高梨沙羅さんがジャンプした後に失格の知らせを聞き涙していた姿には、見ているこちらも心が苦しくなりました。
そんな高梨沙羅さんが二回目のジャンプをした後、抱きしめて励ましたスロベニアの女子選手のニカ・クリジュナルさんの姿にはまた心打たれました。
私はこのシーンを見て高梨沙羅さんは前からファンでしたが、クリジュナルさんも大ファンになりました!!
これからもこのお二人からも、オリンピックからも目が離せないですね!
さいごまでありがとうございました。